図イ門に行く

延吉から図(イ門)(도문/TUMEN)へバスで行った。駅から自転車タクシーで10分図イ門大橋へ。思いっきり北朝鮮南陽労働者区が見わたせる。双眼鏡で人が動く姿も。。写真撮影をしてもらった。1枚15元。図イ門大橋へ入場料20元を払って向かう。兵士が付いてきた。初めて見る国境線。しかも行くことができるとは。。。その後、川沿いををぶらぶらと。

尹東柱の足跡を訪ねて

  • バスで延吉から龍井(LONGJING)へ。6元。路上にバスが止まったのでそこからバイクタクシーに乗って龍井中学へ。2元。ここには尹東柱記念館がある。尹東柱の生涯と延辺の抗日の歴史などの展示があった。芳名録を見るとほとんど韓国からの訪問者で埋まっていた。ここで尹東柱に関する本を一冊買った。その後、先駆者の歌詞に出てくる一松亭にタクシー(注意:タクシーにメーターはない。必ず事前に交渉してください)で行った。往復で40元。(少し高いように感じますが、でこぼこ道なのと待たせる関係でそのぐらいは我慢してあげてください)しかし石碑の歌詞は先駆者の歌詞ではなく、龍井賛歌に改ざんされているではないか。ここからは海蘭江と龍井市内を見渡すことができる。天気がよかったのであたり一面を見渡すことができた。龍頭寺にも行った。が、とても寺とはいえないものであった。市内に戻って、中国銀行龍井支行の前で智新行きのバス(といってもワゴン車だが)に乗って、明東村へ、行ったのはいいが、なぜかどこかの料理屋によって市内に戻ってきた模様。再び市内から明東村へ。明東村の前には尹東柱生家の石碑が立っていた。ここから歩いて生家へ。そこには朝鮮式の家屋が一軒。帰り道に牛車と出会った。「バスに何時に来るのか」と朝鮮語で聞いたら上で待っておけばいいといわれた。バスが来たので乗った。バスの中では朝鮮語と中国語で和気藹々と会話が弾む。20分後中心部に着いて延吉行きのバスに乗り換える。
  • 龍井の中国銀行龍井支行はたちが悪いです。「やみ両替のおばさんに持っていってください」と朝鮮語で堂々と言われました。仕方なく日本円1万円(630元)と韓国ウォン1万ウォン(78元)両替。ところで延辺では韓国ウォンが好まれるようです。尹東柱記念館や尹東柱の生家でも韓国ウォンを見かけました。
  • 延辺では韓国直輸入のお菓子(ロッテ、オリオン、クラウン、農心など)に人気があるようです。大きなスーパーはもちろん、小さな店にも置いてありました。えびせんのパクリも当然ありました。(こちらは韓国企業が中国で作ったものもある)尹東柱の生家の近くの道路にごみが捨ててあったので見たら韓国直輸入のお菓子でした。おいしいからでしょうか。(値段は4元から20元ぐらい)

ついに白頭山天池へ


朝5時に延辺中国国際旅行社の前をワゴン車で出発。4時間半後に白頭山天池の入り口に到着。ジャンパーを借りてバスに乗り換える。バスからワゴン車に乗り換えて再び頂上へ。運良く天池全体を見渡すことができました。山頂には雪が積もっていました。しばらくしてから滝を見にバスに乗りました。なんと凍っていました。その後東北虎園へ。なんとここは生きた動物(アヒル、鶏など)を虎に食べさせることができるそうです。あまりの衝撃に口が開かず。
ところで、ここはお金がかかることを覚悟しなければならない。入場料が100元。山頂から天池の入り口まで80元。お土産として最低100元。写真が60元。絵葉書が20元(10枚一組)、パンプレットが5元。本が48元〜200元、温泉が80元、ざっと700元ぐらいはいるでしょうね。土産屋では韓国ウォンをねだられました。しかも、辛ラーメン(ただし中国製)食べませんかと言われる。

夜は、平壌長寿館に行きました。韓国人の団体客が来てました。犬肉の炒め物と温飯を注文。量が半端でない。北朝鮮服務員の歌も最高。リクエストまでしました。

延吉に着く

仁川国際空港から延吉国際空港へ。飛行機で2時間半の旅。延吉国際空港に着いたが鹿児島空港より小さくきれいとはいえない。しかも銀行がないので両替ができない。国際線は仁川(インチョン)行きしかない。結局、タクシーで中国銀行まで行って両替をしてもらう有様。とにかく車の割り込みが強引。警笛もうるさい。信号はあってないようなもの。

    • 延吉のタクシーの運転手は朝鮮語をあまり知らないようです。道端を通る人に聞くケースも。それでも何とかなるようです。
    • テレビをつけて延吉テレビジョンを見ると二ュース(朝鮮語)をやっていたので見てみました。ちょうど中国共産党17代大会の時期と重なったのか、はじめにこのニュースをやっていました。事件報道はないようです。